1年間

酒のレッジアル

2009年02月02日 23:29

去年の2月2日はとても寒く雨が降っていたのを覚えています。

店長のお父様が天国へ召された日なので。
あまりにも突然な事でした。
夕方 配達の忙しさがピークに達しようとしていた時、店長が強張った顔をして私に早退したいと言ってきた。
「おやじが、病院に・・・。」とだけで、私も玉ちゃんも「・・・うん分かった」しか言えなかった。

閉店する頃に私の携帯が鳴り、電話口の向こうからは すすり泣く声が聞こえた。
「大丈夫?とりあえず今から会える?」と言って玉ちゃんと二人会いに行った。

お酒好きの店長のお父さんとも一緒に飲んでいろいろと店長の昔話で笑わせてくれた。
亡くなる数日前に確定申告の事で私に質問攻めをして私はかなり悩まされた。
ボジョレーヌーボーが大好きで私に直接電話をしてきて取り置きさせ、一緒に飲んだ夜もありました。

出会いから10年。いつもふざけてばかりの私達3人だが、掛ける言葉が見つからず、ただ肩を抱いていた。

あれから1年。  
店長はというと、おやじギャグでスタッフを困らせています。
毎日 Eちゃんに小言を言われています。
物忘れが激しく、それが原因で私に怒鳴れたりしています。

でも、いざという時は強いリーダーシップを張り、店全体を引っ張ってくれます。
私が、潰れそうになった時も「落ち込んでいる暇があるなら、働け!!」と尻を叩き、前に歩かせてくれました。

お父さん!お父さんみたいに、大きく、頼もしく、優しい人になっていますよ。
安心して見守って下さい。又、(う~んと先になるけど)お酒いっぱい飲もうね



今夜は店長のお父さんが好きだった瑞泉を飲みたいです。





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